みつめる

観たもの、考えたこと、あれこれ

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年を総括すると「欲望」になるのかも

11月末に観に行った「ねじまき鳥クロニクル」の感想を書かないまま2024年に突入しそう。仕事がめちゃくちゃすぎてもともと取っていたチケットを泣く泣く譲ったはいいものの、諦めきれずにチケットを探したらとんでもなく見やすい席を譲ってもらえた。物語の…

はじめてのスズナリでダウ90000「20000」

いろんなところで噂になって気にはなっていたが、なんだかんだで劇場で観たことがなかったダウ90000。キングオブコントの準決勝で初めて見て、これは単独会ったら行かなきゃなと2日目を見てきた。 もともと100分の予定が120分になり、実際初日やってみたら16…

たったひとりの「死」に向き合う『My Boy Jack』

まえだまえだの弟の方、前田旺志郎が出るてことでチケットを買って観に行ってきた。10月12日の夜公演。 激戦が続く第一次世界大戦。健康な体があるなら戦地に行くべしと声高に理想を語る父ラドヤードは、酷い近視ゆえに軍の規則で入隊出来ない息子を、人脈を…

230920&230921 キングオブコント準決勝@目黒パーシモンホール

久しぶりに2日とも見に行ったので記録。去年の会場が大きすぎたらしく今年はこぢんまりした区民ホール。最後列でも見やすい&聞きとりやすくてびっくりした。 一方で相変わらず審査員が全員中年男性で馬鹿馬鹿しい気持ちにもなった。各コント師のネタはおも…

ふた通りの解釈?『橋からの眺め』

だいたい月に1回くらいのペースで何かしらの舞台を観ている2023年。前半はパルコ通いをしていたけど今回はパルコプロデュースで久しぶりのプレイハウス。 弁護士アルフィエーリによって語られ、ニューヨーク・ブルックリンの労働者階級が住む波止場が舞台。…

バービーの「身体」

『バービー』を観てきた。人間の「生」をその不完全さも含めてまるっと礼賛する映画だと思った。 公開前から各所でフェミニズム映画的な紹介のされ方をしていて、公開直後には『GANTZ』の作者が「こんなの大ヒットするアメリカ大丈夫なの?*1」とツイートし…

仁川ペンタポートロックフェスティバル 2023

エルレとストロークスが出る、チャンギハもThe Black SkirtsもRAD MUSEUMも、おまけになんと250もいる、ということでフジロックもサマソニもやめて今年は仁川へ。3日間のうち金曜日と土曜日に参加。 インターネットを探してみても最近の情報があまりなく、サ…

「大人」になること、「アイドル」との付き合い方

気が付けば今年も半分が過ぎた。先月は久しぶりに海外に行った。以前からたびたび訪れている馴染み深い場所だったので新鮮味はなかったけれど、やはり日本の外に出ると私を規定するさまざまなしがらみのようなものから解放される気がして楽しかった。 今年は…