みつめる

観たもの、考えたこと、あれこれ

一時停止

あったかくなったり寒くなったり、おかげで体調も乱高下する日々。気づいたらまたひとつ年を取っていた。半年ちょっとにわたって労働が割と大変な状況にあり、たぶんそのせいで精神的にちょっと削られている。だからといって心療内科にかかるほどではないんだろうけど、なんとなくこれはやばそうだなあという予感だけが自分の中にある。それでも修論書いてたときみたいに分かりやすく体に何かの兆しがあるわけではないので、そんなにせっぱつまってるわけでもないのかもしれない。そういえば働き出して1年くらい経ったときもいきなりリンパが腫れたりしてた。旅行して帰ってきたらきれいに治っていてなんて素直な肉体なんだ、と思ったりしたのを思い出した。

最近は前に比べてたくさん本を読んでいる気がする。テレビを見なくなったからか。出社が増えて電車の中で本を読む時間が長くなったのもあるのかな。

英語を使う場面がどんどん増えてきて、そのたびに自分の出来なさに悔しい思いをしている。結局そんなの勉強するしか解決策はないわけだけど精神的・肉体的な余裕のなさ、追い込まれてはいるのに関心は全然ない、というなめた理由からあんまり継続できないままで、そのことでまた自分が削られていくような感覚がある。ちょっと言い訳めいている感覚があることにも削られる。逃げ場がない。

環境を変える!と言って転職したってきっと変わるものではないだろうけど、とにかく今はしばらく休みたいという気持ちが強い。私がいないと成り立たないわけではないが、権限とかの関係で私がいなきゃいけない場面が多くて、時差がある中でぶつ切りの対応をしたりだとか、私がやらないと支障が起きるみたいな状況にあること自体にすっかり疲れてしまった。という話を誰かにできたわけでもない。

それこそ行き帰りの電車で眠り込んでしまうような、それくらい忙しくなればアドレナリンが出てこんなことも気にならなくなるんだろうけど、疲れを感じられる程度の忙しさだから余計にしんどくなっている。人とのノリやテンポが合う関西に帰りたい。けどなんでもある東京の恩恵にあずかれなくなるのもな。とか、さくっと決断をくだせたらラクなのになあ。また研究できたらいいなと思いつつ、出口の見えないなかを手探りで歩くしかない感覚とかあのとき味わったしんどさとか、その先にあるワープア生活を考えると踏み出せない。ワープアって決まってるわけでもないけど見通しが明るいわけでもない。

いつからこんな優柔不断になったんだろう。今の生活があまりにぬるま湯でそれにすっかり飼いならされてしまったのかもしれない。自分との約束を守りたいけど約束が多すぎると逆に自信をなくすので難しい。なんか暗い文章になってしまった。シンプルに体力や睡眠が足りていないとかホルモンバランスが崩れているだけかもしれない。

最近いちごをたくさん買ってたくさん食べている。人生は有限だってわかってるのにすぐ忘れてしまう。

おわり