みつめる

観たもの、考えたこと、あれこれ

新年あけました

ろくに2019年の振り返りもできないまま、友だちとテミンのコンサートDVDを見て、続けざまにコンサートの中継を見ていたら、いつのまにか2020年になっていた。テミンのコンサートの映像が美しすぎたせいで、せっかく買ってきたお寿司はほとんどノールックで口に詰め込むみたいにして食べた。イテミンはギルティ。最高に楽しい大晦日だった。(ちなみに友だちは年越し後びっくりするぐらい秒で寝た)

2019年を振り返ってみると、何かをひたすらに摂取し続けていた1年だった。気になる美術展やイベントがあれば直前に支度が面倒になってもなるべく足を運び、コンサートもライブもたくさん観に行ったし、お笑いにハマって足しげく西武新宿駅付近に通ったりもした(割にはいまだにバッシュとバティオスの区別がつかないことがある)。東京という場所柄、毎日のようにあちこちで何かしらのライブやコンサートや演劇やイベントの類が開催されていて、特に夏以降は浴びるようにそれらを摂取しつづけていたような気がする。田中功起の作品群、『カリギュラ』という戯曲、これからの毎日の中で頻繁に思い出すであろうそれらとの出会いもその中にあった。けれど、同時に、恐れていたフェミニズムの理論や歴史的背景についての本をちょこちょこと読んだり、アメリカに行って自分が無意識的に身に着けていたらしい「黒人」への差別意識に気が付いて絶望しそうになったりもした。台湾にいる友だちを訪ねてめちゃくちゃバカみたいな日焼けしたり、フジロックの豪雨で「雨はいつか止む」とかいう冗談みたいな悟りを開いたりもした。書き始めてみると全然足りなくてなんだかんだでめちゃくちゃ色んなことがあったんだなと我ながらしみじみしてしまう。

今日はライブ初めとして「空気階段no寄席」に行ってきた。ゾフィーセミナーのコントが見れておおはしゃぎだったし、かが屋は新ネタ持ってきたっぽくてびっくりした。2019年はかが屋に入れ込みすぎたので今年はちょっと控えめにしながら見守りたい、とか思ってたのに三が日にライブ行っちゃった。今年もどんどん売れてってくれ。

 

2020年も心身ともに健やかでごきげんな1年にするぞ。

おわり