みつめる

観たもの、考えたこと、あれこれ

20220124 かが屋の新春ネタ初め一週間興行 「寅」@駅前劇場

三者三様以来、久しぶりのかが屋。単独っぽい公演は3年ぶりくらい。Youtubeチャンネルもあまり見れていないので新ネタだったのかは分からないけど、全部まるっと面白くてそれでいてほっこりするやつで、かが屋のコントだ!って感動しながら泣くほど笑った。笑いすぎて泣いたのか、泣けてくるのに笑っちゃうのかよく分からない感じもまたかが屋って感じだった。

冒頭、色違いの袴を着て出てきたふたり。加賀くんが着付けをしてもらっているときに「黒ギャルはプライベートも黒ギャル」って言ってた気がするけど、あれは俺の空耳?と加賀さんに聞く賀屋さん。どうやら着付けをしてくれた後輩が、公演のイラストを描いてくれた人の言った「陶芸家」という単語を「黒ギャル」と聞き間違えたことに端を発したコメントだったらしい。「陶芸家」を「黒ギャル」って聞き間違えた後輩くんがいちばんおもしろい。何それ。

茶店かが屋の恋が始まりそうなネタ。まじでめっちゃ大好きなやつ。加賀さんの手が震えてカップがカチャカチャするとこ、最後カチャカチャの音だけ(加賀さんは舞台上にいなくて袖から音だけ聞こえてくる状態)で笑えるとこまで持って行くのがすごい。あと賀屋さんがこういう心根まっすぐオラオラキャラしてるのすぐ笑っちゃう。

熱:最初の丁寧なパントマイムが見事に回収されていくさま。「これが私たちのバランス」って嫁が旦那をお姫様だっこしてはけていく終わり方もほっこりかわいい。コントの中で賀屋さんが着てたピンクのふわふわジェラピケみたいなパジャマがなんかやたら面白かった。おもむろに嫁のおっぱい揉むとこで岡部さんwwってなったのたぶんわたしだけじゃない。

努力:謎に「友だちとカバーしたいコント」って思ったコント。カバーしたいコントってなんだろう。でも友だちとやったら楽しそうなんだよ。シンガーソングライターの賀屋さんのビデオもちょうど良い胡散臭さとリアルさで好きだった。

賀屋ピンネタ①:フリー演技(?)のところ、何か大それた仕掛けがあるわけではないのにただただツボって笑い死ぬかと思った。例の駅のくだりで呼吸困難になるぐらい笑ったのに1ミリも覚えてない。最高。

賀屋ピンネタ②:昼の部では3分40秒だったのでひとくだり追加してみたらひとくだり抜かして夜も3分40秒になった、という不思議な展開。

お題「寅」:ここはアドリブだったのか決まってたコントだったのか。加賀さんが禁煙したのほんとのことだったからどっちなんだろう?と思いながら見てた。唐突な寅さんのモノマネ。申請すれば見返りがあったかもしれないのに!って発想おもろかったな。

お風呂:本人だけバッド入っちゃうやつ。パンイチの加賀さんと妻な賀屋さんがお風呂の温度ボタン取り合って取っ組み合いするとこめっちゃおもろいのと加賀さんがガリガリだ~!経費のくだりが爆発的に受けてた。みんな働いてる人なんだな……ってなぜかほっこりした気持ちになった。うんちが固めだったのかゆるめだったのか気になって気になって気になってた。

S:恋が始まりそうなネタマジでほんとに大好き。「僕が〇〇〇だって知ってるんてすか?!?」ってなったときの加賀さんの表情アホほどおもろい。賀屋さんはずっとマツコ・デラックス。何かのプレイを見せられてた。

占い:出オチwwと思ったのにそのあとちゃんと面白くて大好き。加賀さんは女装すると(女装なのかなもはや)強そうな女になるのがかわいい。占ったところで「そりゃそうなんだよ!」な結果しか出ないところも最後にふたり意気投合するのもちょう良かった。

そういえばいつもはアセロラ体操のところが今回はVulfpeckのかっちょいい曲でとてもテンションが上がった。公演特別仕様だったのかな。公演のタイトル読み上げるときに絶対つっかえそうになる賀屋さん、毎日8時に起きてラジオ体操してコント作ってコントする毎日は最高!ってまた目がキマッてた加賀さん、ともによかった。 爆裂良い席があたってたのに中止になった2020年の単独、いつかリベンジあるって信じてる。今年もちょくちょく見に行きたい!

おわり